足の疲れやむくみは血流の悪さが原因かもしれません。
足が疲労している時に仰向けになり足を心臓よりも高い位置に置くと、足が軽くなることがあるかと思います。それは足を心臓よりも高い位置にすることにより、足先に滞留する血液を心臓に戻すことで起こる作用です。心臓は全身のポンプの役割をします。むくみがある部分が心臓よりも低い位置にあると、ポンプの効果が十分に行き渡りません。うまく循環させるためには、むくんでいる足をフットピローなどに預けて、心臓よりも高い位置に持っていくことが大切です。

気になる足のむくみ。むくみが起きるということは、そこに余分な水分や老廃物が溜まってしまっているということです。溜まった水分や老廃物は血管やリンパ管を圧迫し、血液やリンパ液の流れをさらに悪くしてしまいます。余分な水分や老廃物は蓄積されていき、やがて脂肪細胞に吸収されてしまいます。こういった状態は、むくみが慢性化して治りにくくなってしまう一歩手前の状態です。慢性化する前に、対処しておきましょう。

足の疲れやむくみは放っておくとやっかい。なので、簡単にできる対策をルーティンワークにしてみませんか？
ベッドの上でおやすみする時、ラグの上でごろごろお昼寝する時、ソファの上でだらだらする時、少し足を高く上げ、足首からゆっくりマッサージしてあげる。これを習慣化するだけでも、OK。さらにおすすめしたいポイントをご紹介いたします。

１. 水分をとる習慣をつける
体内の水分は季節を問わず尿や汗として出ていくだけでなく、皮膚や呼吸からも自然に蒸発していくため、毎日きちんと水分補給することが大切です。食事の時に大量の水分をとると胃の負担になる恐れがあるので、食事の時以外にもこまめに水分補給をすることを心掛けましょう。

２. スニーカーやルームシューズを履く時間を増やす
ハイヒールや締め付けが強い靴は血流を妨げ、むくみや足の冷えにつながります。オフィスなどの職場では、スニーカーやサンダルなどの快適な靴に履き替えるのがおすすめです。職場環境上、スニーカー等が履けない場合は、休憩時間だけでも靴を脱いで足を休ませてあげましょう。ぜひ、一日履いていても、楽に過ごせる仕事用の靴を見つけてくださいね。

３. 適度な運動を行う
習慣がない方は、始めるのに勇気がいるかもしれません。ですが、基礎代謝の向上には運動が必要不可欠です。ハードな運動はNG。ストレッチやウォーキングなどの少し体が温まる程度の運動でOKです。継続的に続けられるレベルで始めましょう。
移動はエスカレーターやエレベーターでなく、階段を使ったり、すこし先の目的地なら車や電車を使わずに歩いてみたり...。気にしてみると意外と取り入れることのできる運動はたくさんあります。
歩くときに気にかけていただきたいのは、足をしっかりと持ち上げることです。摺り足で歩くのはもったいない、きちんと筋肉を使って、足先に溜まった血液を循環させるイメージで。